=== 海の生物の棲家 ===
この魚はチョウチョウコショウダイという熱帯魚の幼魚です。(後半は成魚です。見比べてみて下さい!)
すぐ成長してしまうので、水槽では先ず絶対に見ることはできません。 館長も最初ビックリして、フィリピン・アニラオの海の中をしばらく追っかけまわしました
まさにチョウチョウのようにヒラヒラ泳ぎます。成魚になると大分様子がかわってきますが。。。
魚は泳ぎ方を見て感動する場面・魚種判定の切り札になる場面が多々あります。
魚の生き様は水族館では分かりません。 魚の大群が壮大なトルネードを作る様など、海の実環境の中で魚達が活き活きと泳いでいる姿を是非お愉しみ下さい。
今あなたは606種類の「癒しのバーチャル熱帯水族館」の入口に立っています!
ブラウザーはGoogle Chromeをお勧めします。音量を調整してBGMをお楽しみください。
=== 似たもの生物判別法+超危険生物 ===
=== 生き物分類選択 (和名/英名/学名)===
★お急ぎの方は、下のプルダウンリストから分類名を選択してください。ジャンプできます!
分類種毎の代表写真の魚種名を当ててみてください!
写真上にカーソルを置くと正解がポップアップします!
(ご注意:ブラウザによっては表示しない場合があります)★
☆ キンチャクダイ/Marine angelfish/Pomacanthidae
[現在17種類登録されています。]
キンチャクダイの仲間はチョウチョウウオと並び、色鮮やかな人気の熱帯魚です。英名は例外なく最後に”Angelfish”が付きます(天使のように美しい、というところでしょうか?)が、和名は最後に「ヤッコ」が付くことが多いようです。 高価な高級観賞魚ですので、食用にすることはまずないと思いますが、損得を度外視して食べてみる猛者は結構いるようで、一部、美味な魚もいるようです。
☆ フエフキダイ/Adjutant/Lethrinidae
[現在6種類登録されています。]
フエフキダイは漢字で「笛吹鯛」と書き、口吻が尖っていて笛を吹いているように見えることが、和名の由来だそうです。同じ仲間でも姿形は結構違っているように見えますが、どれも白身で美味の食用魚だそうです。インド洋、太平洋を中心に分布しています。
☆ クマノミ/Anemonefish/Amphiprion
[現在15種類登録されています。]
スズメダイの一種ですが、イソギンチャクに共生する特徴を持っているのでひとまとめにしました。 カクレクマノミ(デイズニーのアニメの主人公ニモのモデルです。本当はイースタンクラウンアネモネフィッシュがモデルという蘊蓄を傾けるダイバーもいます。)、色の鮮やかなハマクマノミ、頬に棘を持つスパインチークアネモネフィッシュなど、人気者が多いです。
☆ ハナダイ/Anthias/Pseudanthias
[現在14種類登録されています。]
海底近くの岩礁・珊瑚礁で、小グループで、あまり場所を変えずに泳ぎます。キンギョハナダイなど雄がハーレムを作ることで知られます。
☆ カマス/Barracuda/Sphyraenidae
[現在5種類登録されています。]
インド洋、太平洋、大西洋に幅広く分布し、中くらいの群れを作って中層を直線的に泳ぎます。 オニカマスが最も大型ですが、群れは作りません。 オオカマス(Blackfin Baracuda)はしばしばトルネードを作る人気の魚です。 白身の食用魚ですが、干物、塩焼き、唐揚げが良く、刺身には向いていないそうです。 オニカマスは人を襲うこともあり、危険な魚とされているばかりでなく、食物連鎖の頂点にたつため、シガテラ毒を蓄積していることがあり、2重に危険とされています。
☆ キントキダイ/Bigeyes/Priacanthidae
[現在3種類登録されています。]
キントキダイの仲間は色合いや姿はキンメダイに通じるものがあります。 館長もしばらく、同じ仲間と思っていましたが、分類上は全く別物です。 生活ぶりははっきり違います。 キンメダイは昼間岩陰に集団で隠れていますが、キントキダイは低層を堂々と小グループで泳いでいます。 和名の「キントキ」は赤い顔の意味で、英名の通り、大変眼が大きい魚です。 あまり出回っていませんが、食通には人気のある魚だそうです。
☆ チョウチョウウオ/Butterflyfish/Chaetodontidae
[現在57種類登録されています。]
姿形・色・模様の美しい観賞用熱帯魚として最も人気のある魚の1種です。 あまり食用にされることはないと思いますが、日本の「チョウチョウウオ」は食用にされることもあるようです。
☆ メジナ/Greeenfish/Girellidae
[現在2種類登録されています。]
メジナは温帯域に分布する魚で、日本では、釣りの対象として高い人気があり、「グレ」という愛称で親たまれています。 神津島の沿岸で、タカベ、イサキとともに群泳しているのを見て、ここで、釣ったら入れ食いなのに。。とか思っていました。 食用魚としても様々な料理に供されますが、実は美味とまでは行かないようです。
☆ ハコフグ/Boxfish/Ostraciidae
[現在5種類登録されています。]
箱状の甲羅をもつ。 体形や泳ぎ方が独特なので、人気もあります。 フグ科ではないので、フグ毒のテトロドトキシンは持ちませんが体表にパフトキシンという毒を持ちます。 この毒を処理すれば、食用にされることもあるそうで、大変美味との評価もされています。
☆ ギンポ/Blenny/Pholis nebulosa
[現在11種類登録されています。]
インド洋、太平洋、大西洋に広く分布し、ヘビギンポ科、イソギンポ科、アサヒギンポ科、コケギンポ科など6科から構成され、食用にされることは先ずありませんが、姿形のよいものは観賞魚とされます。
☆ カニ/Crab/Brachyura
[現在6種類登録されています。]
カニも個性派だらけで、一口で特徴を言い切れません。 熱帯ではイソギンチャクや、サンゴに潜む小さい種類が多く、皆、姿形や生態を楽しめます。
☆ テンジクダイ/Cardinalfishes/Apogonidae
[現在27種類登録されています。]
テンジクダイの仲間たちは体長数cmの小型種で、枝サンゴの間などに密集した大群を作って隠れています。 この仲間には、和名に「イシモチ」と「テンjクダイ」がつくものが多いですが、「イシモチ」は耳に耳石を持っている体そうですそれにしても。こんあ小さな魚たちの耳の中まで調べているとは驚きですね! 「テンジク」(天竺)といえば、日本・中国古来のインドの呼び名ですが、「テンジクダイ」の由来は全く分からないようです。 英名の’cardinal'は「基本的な」の意味ですが、どうしてそう考えたんでしょうな? 雄が受精卵を口にくわえて孵化させることでも知られています。 個別にはあまりキチンと記述されていませんが、全体としては、食用魚で、唐揚げ、南蛮漬け、てんぷらなどにするようです。広島県の福山市では、瀬戸内海でとれる標準和名テンジクダイ(映像は登録されていません。うっすらと横じまが多数入っているので、他のテンジクダイ属とは明瞭に区別できます。)は「ネブト」と呼んで、唐揚げにしたり、すりつぶして練り物「ガス天」にするそうです。頭ごと食べると耳石が固くて食べられないため、頭は落として食べるそうですが、耳石を持つことが分かったのは、ここからかもしれません。 映像的にはかなり近づかないと特徴を捉えられません。オオカマスの幼魚の大群が混泳しているところ(多分)を映像に納めています!
☆ 貝/Clam/
[現在3種類登録されています。]
スキューバダイビングで注目される貝はそれほど多くはありませんが、赤い線条を多数もち、2枚貝の間から閃光を見せるウコンハネガイや、地上最大の2枚貝で、うっかり近づくと超危険な一方、他にない不思議な栄養摂取をするオオジャコガイなど、変わり者が多いです。
☆ スズメダイ/Damselfish/Chrominae
[現在78種類登録されています。]
スズメダイは非常に種類が多く、クマノミ類は同じ仲間に含まれますが、別扱いとしました。 美しい種類が多く、観賞魚として人気もあります。和名はまず「スズメダイ」が定番ですが、、英名は語尾がダムゼル(demoiselle, damsel; どちらもフランス語が語源で「乙女」という意味です),クロミス(Chromis;普通に「スズメダイ属」の意味です。)で終わるものが多いです。和名の例外はオヤビッチャ、英名の例外はSouth sea devilでしょうか? (そもそも、どこがdevilなのかさっぱりわかりません。
☆ サンゴ/Coral/Anthozoa
[現在2種類登録されています。]
いわゆるサンゴですが、サンゴだけの学名は無く、Anthozoaは、イソギンチャクも含まれます。そのうち、イソギンチャクもご紹介します。
☆ ネズッポ/Dragonetts/Callionymidae
[現在3種類登録されています。]
ネズッポ属は海底付近に棲む。 雄は縄張り意識が強いのが特徴。ニシキテグリが代表格で、色彩も美しいので人気です。ニシキテグリの雄同士の壮絶な決闘シーンを捉えました!
☆ ウツボ/Eel/Muraenidae
[現在16種類登録されています。]
ウツボと言えば一見恐ろしい顔つきをし、穴の中に潜んでいるイメージで、その姿がドラゴン(龍)を思わせるため、欧米人に何故か人気があります。 何もしなければ、人を襲うことはありません。実は、かわいいチンアナゴも同じ仲間に入ります。 ハナヒゲウツボのように美しい種類もいます。ウツボは高知など、限られた地域では普通に食用にされます。
☆ カレイ/Flounder/Pleuronectidae
[現在5種類登録されています。]
砂地に棲み砂をかぶって身を守るカレイ・ヒラメですが、日本でおいしく食卓に出されるのは、温暖地帯以北の種類で、本水族館の熱帯に住む種類はどうやら余りおいしくないようです。 それどころか、毒を持つものすらいます! 眼の位置で「左ヒラメに右カレイ」と区別されることはよく知られています。ですが、チョット待ってください! 右左の定義は、「目が上になるようにおいたときに、頭が右側に来るのがカレイ、逆がヒラメ」、だそうです。何故、こんなわかりにくい定義になっているのでしょう?「腹を下にして頭側から見たとき、眼が右よりになるのがカレイ、逆がヒラメ」の方がよほど分かりやすいとおもいませんか(これもわかりにくい?)?それはともかく、英語では、どちらもflatfish, flounderと言って区別しません。 これが、一番わかりやすい? 但し、食性とか、たしかに違いはあるようです!
☆ カワハギ/Filefish/Balistidae
[現在8種類登録されています。]
モンガラ系もカワハギの仲間ですが、別扱いとしました。 ソウシハギは毒性の強い魚で、内臓を食べると命にかかわります。 見かけただけで、新聞テレビで騒ぎになったことすらあります。2018年、三重県のスーパーでソウシハギを売ってしまい、食べてしまって新聞・テレビで騒ぎになりました。 その時はたまたま内臓を食べなかったので、惨事にならなかったようです。一方、普通のカワハギは美味な魚として広く知られています。 ソウシハギとは明らかに姿や模様が違うのでこの機会に是非覚えてください!
☆ タカサゴ/Fusiliers/Caesionidae
[現在12種類登録されています。]
タカサゴ科の魚は尾鰭が鋏型のものが多く、流線型で色合いも美しいものが多く、群れを作って優雅に泳ぐ姿には癒されます。 その一方、重要な食用魚でもあるそうです。釣り、追い込み網などで漁獲され、刺身、塩焼き、唐揚げなどが好適だそうです。
☆ ハゼ/Goby/Gobiidae
[現在32種類登録されています。]
ハゼ科の魚は砂地に穴を掘ってテッポウエビと共生するシュリンプゴビーと、砂地の上をペアーで普通に泳ぐ種類(Dartfishなどと呼ばれる)がいます。 後者は美しい色合いのものや、ムチカラマツの枝に定着するガラスハゼなどがおり、種類は多い。現在、31種類をアップロード中! 江戸前ハゼはてんぷらで有名ですが、ほとんど食味レポはありません。
☆ アンコウ/Goosefish/Lophiidae
[現在5種類登録されています。]
アンコウはカエルアンコウ類のように周囲と体色をあわせて岩陰に潜み、小魚が近寄ってきたらすばやく襲って口にいれてしまう種類と、ストリエーテッドフロッグフィッシュのように、額から疑似餌のようなものをぶら下げて、それに食いついてきた小魚を一瞬で口にいれてしまう種類がいます。ダイバーには人気者です。
☆ コショウダイ/Grunt/Haemulidae
[現在8種類登録されています。]
コショウダイの仲間は幼魚と成魚が姿形も泳ぎ方も全く異なることが特徴です。 幼魚は黒っぽい鰭をヒラヒラさせて、全身をくねらせるような泳ぎをしますが、成魚は唇が厚め(英名”Sweetlips”といいます)に見えますが、普通の体形で泳ぎも普通の泳ぎ方です。幼魚は単独でいることが多いですが、成魚は小グループを作ることが多いようです。
☆ ハタ/Grouper/Epinephelinae
[現在25種類登録されています。]
ハタの仲間は大型のものが多く、たいていは単独で海底や、岩陰に定着していることが多いです。 館長の口までなかなか届きませんが、高級食用魚として、様々な料理が楽しめます。
☆ ヒメジ/Goatfish/Mullidae
[現在9種類登録されています。]
ヒメジ類はひげのある魚で、ひげを使って砂地の小生物を捕食します。いわば、海のコイで、ウミヒゴイとも呼ばれています。 アカヒメジや、マルクチヒメジのように中層を回遊魚のように泳ぐ種類もいます。食用魚としても美味で重宝されているようです。 沖縄では、そのままの刺身ですと、やや淡白すギるので、皮ごと炙ったりする「焼霜造り」「皮霜造り」が好まれるようです。白い体中に不定形の赤い斑点がある標準和名「ヒメジ」(映像なし)は山口県で、「金太郎」として知られる食用魚です。
☆ ニシン/Herring/Clupeidae
[現在2種類登録されています。]
現在、やっと2種ですが、世界人類の食生活を支えています!
☆ ゴンベ/Hawkfish/Cirrhitidae
[現在7種類登録されています。]
ゴンベは英名Hawkfishといって、鼻先が尖っていて鷹のように見えることが特徴です。 多くは岸壁の平坦なところまたはサンゴに定着していますが、クダゴンベはウチワサンゴや海藻周辺で遊泳していることが多く、模様も美しいのが人気です。
☆ マアジ/Japanese jack mackerel/Trachurus japonicus (Temminck & Schlegel, 1844)
[現在14種類登録されています。]
アジの仲間は日本近海にも数多く分布し、中層を集団で回遊する種類が多く、ほぼ例外なく美味~絶品の食用魚として重宝されています。釣りの対象としても人気です。
☆ ジョーフィッシュ/Jawfish/Opistognathus sp
[現在2種類登録されています。]
ジョーフィッシュは普段は穴の名kに潜み、獲物を見つけるや、跳びだして一瞬で捕捉、瞬く間に巣穴に戻ります。 イエラーバードジョーフィッシュの体色が綺麗なのは意外でした。 こういう生活をして、泳ぎ回ることがほとんどないためか、いる場所が、フィリピン、インドネシア、メキシコ東沿岸とかなり限定されています。
☆ イトヨリダイ/Threadfin bream/Nemipteridae
[現在7種類登録されています。]
イトヨリダイの仲間は瓦礫を含む砂地のやや上を小グループで泳ぎます。 止まったり進んだり、間欠的な泳ぎ方が特徴です。 模様に特徴があります。 食用魚としても需要があり、様々な調理法があります。ワイン蒸しなど、フランス風の料理にも向いているようです。日本では標準和名「イトヨリダイ」(通称「イトヨリ」)が高級魚として、料理店などで提供される。徳島県では名物「竹ちくわ」の材料となっている。
☆ キツネアマダイ/Tilefish/Malacanthidae
[現在2種類登録されています。]
スリムな体形で、ペアないしは小グループで海底近くを泳ぐ。 フジイロサンゴアマダイは色彩、模様もきれいなので観賞魚にも向くが、1尾¥5,000以上の高級魚です。
☆ アイゴ/Rabbitfish/Siganidae
[現在5種類登録されています。]
見かけは美しいものも多く、英名もRabbitfish(うさぎ魚)とおとなしそうなアイゴの仲間で、ペアーで泳いでいることが多いです。 ところが、背鰭と臀鰭に「タンパク毒」を持った棘があって、刺されると命に別状はありませんが、かなり痛むので治療が必要です。 この棘をとりさってから、料理しますが、卵もも含め、かなり美味だそうです。
☆ イシダイ/Knifejaws/Oplegnathidae
[現在1種類登録されています。]
イシダイの仲間は世界で7種しかいません。 そのうち、2種(イシダイ、イシガキダイ)が日本にいます。 イシガキダイは、南方系のようですが、釣り、料理どちらも様々なバリエーションがあって、楽しめます。本種は、イシガキダイの1種のみのアップロードとなりました。
☆ タコ/Octpus/Octopoda
[現在3種類登録されています。]
タコの仲間は、ヒョウモンダコのようにかまれると命にかかわるトップクラスの超危険生物から、サメハダテナガダコのように、命の危険性は(多分)無いが、治療の必要なものまで含めて、皆、多少の毒は持っているようで、タコ墨も海の生物にとっては毒があるようです。 マダコはおいしく安全に食べれます。イカ墨に対して、タコ墨がはやらないのは、沢山とれないので、それで料理を作ったらとんでもない値段になるかららしいです。 それでも、イカ墨より旨いという意見もあります。 アップロードは3件のみで、これで全てです!
☆ フグ/Puffer/Tetraodontidae
[現在13種類登録されています。]
フグはその見かけや、泳ぎ方が結構人気です。 ハリセンボンなど、ちょっかいを出して思い切り針ボールになるのを面白がる人もいます。 美味な魚も、思い切り危険な毒を持つ種類もいます。特に、日本近海にも結構沢山いて、外道としてつれやすいキタマクラに注意!うっかり食べると名前の通りになりかねません!
☆ ヨウジウオ/Pipefish/Syngnathus schlegeli
[現在19種類登録されています。]
細長いので、ヨウジの名がついています。 オイランヨウjジは日本ならではの命名ですが、尾びれに特徴があり、見飽きない魚です。 岩陰や、岸壁にいる種類が多いです。カミソリウオ、ピグミーシホース、タツノオトソゴ一家(タツノイトコ、タツノハトコ)、ニシキフウライウオ、ヤガラなど風変わりな魚種満載です!
☆ ブダイ/Parrotfish/Scaridae
[現在17種類登録されています。]
ブダイのなかまは大小結構種類が多くカンムリブダイは魚としては最大級です。 登録はありませんが、アオブダイは見かけによらずパリトキシンという猛毒を持つ場合が多く、誤って食べて死亡した例も日本国内に結構あります。現在10種類をアップロード!「ブダイ」の由来は定説がありませんが、「武鯛」(いかめし)「舞鯛(舞うように泳ぐ)」「醜鯛」(醜い)など、基本はどれも「鯛」で共通してます。
☆ キンメダイ/Alfonsinos/Berycidae
[現在9種類登録されています。]
キンメダイの仲間は赤中心の体色で、昼間は中集団で岩陰に隠れていることが多いです。 大変美味な魚としても知られています。 現在4種類をアップロード!和名では「マツカサ」や{エビス」という語尾が付くことがおおく、「マツカサ」ウロコの様子が松毬のようであること、「エビス」は大漁をいのる漁民信仰に由来すると思われます。 英名はSquirrelfish((リスのような魚), solidierfish(兵士魚)が語尾につくことが多いですが前者はイトウダイがリス(Squirrel)の鳴き声のような音をたてるのが由来(リスの鳴声って、聞いたことあります?)、後者は1880年ごろアメリカで、棘や、ウロコの様子を兵士に見立てて名づけられたそうです。
☆ ヘコアユ/Razorfish/Aeoliscus strigatus
[現在3種類登録されています。]
英名ではRazorfishという分類名がついていますが、ベラの仲間(ホシテンスなど)にもRazorfishの名前が付く種類がいます。 どうなっているのかわかりませんが、一応ベラの仲間はベラでくくりました。 ヘコアユの仲間はどちらも止まっているときは逆立ちしています。 早く泳ぐときは斜め下か、横向きに直線的に泳ぎます。両者は大変区別がつきにくい、ということですので、館長はとりあえず鼻ずらの赤いのをヨロイウオと呼ぶことにしました。
☆ エイ/Ray/Elasmobranchii
[現在9種類登録されています。]
エイの仲間は横に広がった鰭を翼のように使い、海中を鳥のように泳ぎます。 ヤッコエイや、マダラエイのように長い尾鰭を持つ種類は毒をもったトゲがあり、大怪我をしたり、命を落とすこともあるので、厳重注意! 多くは単独でいますが、マンタ、モブラは小~中集団で泳ぐこともあります。
☆ カサゴ/Scorpionfishes/Sebastiscus
[現在21種類登録されています。]
カサゴは毒をもったトゲを持つ種類が多く、特にオニダルマオコゼtと類似魚は刺されると命に関わる危険があります。 その一方で美味な魚としても重宝されています。ミノカサゴ類は似たものが多いので、別コーナーで区別のポイントをまとめています。是非、ご覧ください。
☆ マンジュウダイ/Spadefishes/Ephippidae
[現在2種類登録されています。]
マンジュウダイはツバメウオとアカククリの2種だけと言ってよいでしょう。 ツバメウオは中層に、アカククリは海底に近い、人工の構造物の周辺で、中集団でゆっくり泳いでいるところを見かけることが多いです。 どちらも、なかなか優雅で見飽きません。
☆ ニザダイ/Surgeonfish/Acanthuridae
[現在33種類登録されています。]
サイパンでは必ず会える、ナンヨウハギはディズニーアニメ「ファインデイングドリー」のモデルです。 モルデイブで必ず会えるパウダーブルーサージョンフィッシュも美しい魚で、ニザダイはチョウチョウウオの仲間といい勝負かもしれません。 その一方で、結構食用にされる種類も多いようです。 ニザダイの仲間は普通、尾びれの根元に大変鋭利な突起を持っていることが多く、うっかり触ると何針も縫うような大怪我をすることがあります。 その危険性に触れていない紹介記事が結構多いので、ご注意ください!
☆ サメ/Shark/Elasmobranchii
[現在6種類登録されています。]
地上最大の魚ジンベエザメを含むサメの仲間は現在5種類をアップロードしています。 普通、サメは魚が主食なので、ヒトは襲わないとされており、館長も危険を感じたことはありませんが、怪我で血を流したり、銛でついた魚を腰にぶら下げていたりすると襲われる例があります。
☆ エビ/Shrimp/Macrura
[現在23種類登録されています。]
海の中に住むエビは色鮮やかだったり、透明だったり、枝だらけだったり、とても個性的で、ひとまとめにした説明は不可能です。
☆ フエダイ/Snapper/Lutjanidae
[現在17種類登録されています。]
フエダイは流線型の体形に、中集団を組んで、低層から中層を直線的に泳ぐものがほとんどです。 イレズミフエダイは繁殖期にのみ、パラオの30m位の浅い海で数万尾の大群をつくることで有名です。
☆ サバ/Mackerel/Scombridae
[現在4種類登録されています。]
サバの仲間は今のところ、イソマグロとマサバだけしか手持ちがありません。 アジとならぶ青物の代表。
☆ トラギス/Sandperch/Parapercis
[現在8種類登録されています。]
トラギスの仲間は基本銀色の体色に黒い横縞が複雑に繋がっている模様を持ちます。 砂礫底で単独でいることがほtんどで、カメレオンのように左右のの眼を別々に動かして周囲を警戒します。 とはいっても、ダイバーが近づいても、ほとんど逃げません。 日本の「トラギス」(登録ありません)は開き干しなどにして食すようですが。アップロードした4種には食味レポありません。
☆ イカ/Squid/Teuthida
[現在2種類登録されています。]
イカはコウイカ(コブシメ)とアオリイカの2種だけアップロードしています。 イカの泳ぎ方はロケットのように尖っている方を先頭にして、脚と鰭で進むものと思っていましたが、東伊豆の海水浴場で小さなイカをみつけ、脚を先にして泳いでいるのを見てビックリしたことがあります。 コブシメのような大型を含め、イカは釣りと食卓の楽しみですね!
☆ ウミウシ/Sea Slug/Chromodoris
[現在28種類登録されています。]
ウミウシは美しい種類が多く、人気もあります。 ほとんど動かず、動画の対象にはなりにくいので、スライドショー中心にご覧頂きます。 貝殻が退化ないしは体に内包した、サザエなど巻貝の仲間です。 ならば、おいしいに違いない、と考えたくなりますが、不味くて食えたもんじゃない!というのが真相のようです。 中には猛毒を持ったものもあるとされていますが、調査は進んでいないようです。 ウミウシファンの方には申し訳ないですが、ウミウシはさわらない、食べないが基本のようです。
☆ カゴカキダイ/Microcanthus strigatus/Microcanthinae
[現在1種類登録されています。]
カゴカキダイの仲間は1種しかありません。 虎の縦縞模様が特徴で、ムスジコショウダイと並んで、タイガースファンは大好きになるに違いありません!岩陰で小グループでタムロしてる感じです。登録済みです。
☆ ハタンポ/Sweepers/Pempheridae
[現在6種類登録されています。]
ハタンポの仲間はややひし形に近い体形が特徴で、中~大集団で、岩陰に定着していることが特徴です。
☆ カメ/Turtle/Testudines
[現在2種類登録されています。]
海のカメといえばアオウミガメとタイマイがほとんどで両者は良く似ていますが、甲羅の後縁や、首、顔の特徴で区別が付きます。 このほか、顔つきが強面といわれている、アカウミガメがいますが(多分)見たことありません。
☆ モンガラ/Triggerfish/Balistidae
[現在14種類登録されています。]
モンガラ系はカワハギの仲間ですが、特徴がにているのでカワハギとは別扱いにしました。 ゴマモンガラや、キヘリモンガラは繁殖期には神経質になり、人を襲うこともあるので、近寄らないことが必要です。
☆ ベラ/Wrasse/Labridae
[現在47種類登録されています。]
ベラの仲間は非常に種類が多く、ナポレオンから、ソメワケベラまで、特徴も様々です。
☆ 不明ベラ/unknown_Wrasse/Unknown
[現在7種類登録されています。]
魚名がわからないものをまとめています。(今のところ、モルデイブで1回だけ見かけた魚だけです。ベラの仲間と思われますが、結構派手な見かけなのに、ベラ専門の図鑑でも、モルデイブ固有種の中にも見当たりません。もしかしたら、新種かも、と思っていますが、名前ご存じでしたら、教えて下さい。)
☆ 哺乳類/mammals/Mammalia
[現在2種類登録されています。]
伊豆七島の御蔵島では、ボートで島1周してミナミバンドウイルカと遊べます!
☆ その他/Other/NA
[現在20種類登録されています。]
分類上余り生物種の無いもの、画像が取れていても少ないものを「その他」としました。ゴンズイとかコバンザメも入っています。